#67 動物との関係性が鏡写しにする人間社会

時に、特定の人間に対する差別や侮蔑の言葉として使われる「動物的」という表現。こういった表現の裏には、人間を他の動物よりも優れているものだという種差別(speciesism)があるのでは? そんな疑問から始まった今回のテーマは「動物倫理」。 人と多種との絡まり合いを多角的に考察するマルチスピーシーズ研究から、動植物にとっての「幸せ」な状態を人間の私たちが問うことの可能性と課題、種差別や性差別、人種差別のインターセクショナリティまで。 リホが大学院で研究していた、都市部における人間と動物の共生についてにも触れながら、改めて人間とそれ以外の動物との関係性について話し合いました。 ▼参照 千と千尋の神隠し(Spirited Away)舞台: https://www.spiritedawayuk.com/ 「男かクマか」論争: https://thred.com/ja/change/opinion-man-or-bear-debate-reflects-misogynistic-violence/ 『Zoopolis(邦題: 人と動物の政治共同体-「動物の権利」の政治理論)』: https://amzn.asia/d/55XnF9w Chiharuさんのヴィーガニズムに関する投稿: https://www.instagram.com/p/CNghmY6Bnqh/?img_index=1 『仕事文脈vol.24 「反戦」と仕事』: http://tababooks.com/books/shigotobunmyaku24 興味を持っていただけたら、ポッドキャストのフォロー、評価をぜひお願いします。感想・質問はInstagram @compostpodcast またはcompost.capitalism.podcast@gmail.comまで!

Om Podcasten

COMポスト資本主義(コンポスト資本主義)は、社会・環境・政治などに関わるさまざまなテーマについてリホとハヅキが対話を繰り広げるポッドキャストです。気候変動やエコロジーから、食、ジェンダー、セクシュアリティ、メンタルヘルス、アート、デザインまで、幅広いトピックに飛び込みます。 マツマル リホ:98年大阪生まれ。都市における循環や、多種の共生・共栄に興味あり。食・農業に関わる場作り、ソーシャルITスタートアップの共同創業などを経て、エコロジーについて学びを深めるためにロンドンの大学院に進学。引き続きロンドンで暮らしている。 ヤスナガ ハヅキ:97年イギリス生まれ。美術大学でデザインを学んだ後、食関係のNPOや産地と距離の近い飲食店等を回遊する。現在は株式会社ロフトワークのクリエイティブディレクター。イギリスにもいつかまた住みたい。 Instagram: @compostpodcast Email: compost.capitalism.podcast@gmail.com